PHPの設定
PHPの動作設定について、以下に設定例を示します。
動作環境や必要な項目に応じて設定を行ってください。
php.iniの設定
PHPの動作設定については、以下の設定例を参考にしてください。
なお、設定例における設定値は、あくまで参考値になります。
設定例
■ session.gc_maxlifetime = 7200
セッションのタイムアウトするまでの時間を設定します。
SITE PUBLISベーシックでは、編集作業におけるログイン時に、未操作時間がどのくらいあると、強制的にログアウト状態にするかの時間になります。
設定値は、秒数での指定になります。デフォルトは1440秒(24分)となります。
■ short_open_tag = On
コンテンツがPHPスクリプトで記述されているかどうかの判断において、通常は、"<?php"指定で判断されます。
この設定がOffの場合は、"<?"指定だけでは、PHPスクリプトと認識されません。SITE PUBLISベーシックにおいては、フレームワーク等も利用しているため、この設定をOnに設定しないと正常に動作しません。
■ safe_mode = Off
PHPのセキュリティ上、問題となる可能性のある設定に関して、.htaccessやPHPスクリプト内で設定変更を許可しないようにする設定です。SITE PUBLISベーシックでは、include_path、memory_limitの設定をアプリケーション内で設定しています。
そのため、設定変更ができないようになっている場合は、正しく動作しません。
デフォルトでは、Offになりますが、確認してください。
■ error_reporting = E_ALL & ~E_NOTICE
PHPの処理におけるログ出力をどのレベルで出力するかの設定です。
この警告は、WEBサーバで出力されたコンテンツに出力されます。
デフォルトでは、E_ALLになっており、インフォメーション、注意レベルのエラー以外の情報も出力されるため、これを抑制します。
■ display_errors = Off
PHPスクリプトの問題等が発生した場合に、エラーメッセージを出力します。
メッセージには内部情報が含まれるため、セキュリティ上、コンテンツに出力されないように設定します。
エラー情報については、サーバログの方へ出力するように設定します。
■ log_errors = On
■ error_log = /var/log/php.log
PHPスクリプトエラーの出力先の設定になります。
ファイル名を指定した場合は、指定したファイルに出力されます。
この場合、ファイルはhttpdのユーザが書き込みできる必要があるため、あらかじめ作成して権限(パーミッション)を設定しておく必要があります。
# touch /var/log/php.log
# chown apache.apache /var/log/php.log
ファイルを指定せず、syslogを指定した場合は、syslog設定に従ってログ出力されます。
■ include_path = ".:/php/includes:/usr/share/pear"
PHPスクリプト内で、requireやincludeする際のスクリプトが存在する場所のパスを指定します。
pearのパスを追加する必要があります。
■ expose_php = Off
■ memory_limit = 100M
■ post_max_size = 1024M
■ upload_max_filesize = 1024M
上記の設定を変更した場合は、設定を反映させるためhttpdを再起動させてください。
# service httpd restart
httpd を停止中: [ OK ]
httpd を起動中: [ OK ]