APCのインストール(RPM)
パッケージの確認
サーバにssh等でログインし、root権限になります。
以下のコマンドでパッケージを確認します。
# rpm -qa|grep apc
php-pecl-apc-3.0.19-2.el5
上記のパッケージが表示されれば、必要なパッケージはそろっています。
パッケージのインストール
上記のパッケージが存在しない場合は、以下のコマンドで追加インストールします。
32ビットの場合
# wget http://dl.fedoraproject.org/pub/epel/5/i386/php-pecl-apc-3.0.19-2.el5.i386.rpm
# rpm -ivh php-pecl-apc-3.0.19-2.el5.i386.rpm
64ビットの場合
# wget http://dl.fedoraproject.org/pub/epel/5/x86_64/php-pecl-apc-3.0.19-2.el5.x86_64.rpm
# rpm -ivh php-pecl-apc-3.0.19-2.el5.x86_64.rpm
インストールが完了したら、前述のコマンドでパッケージがインストールされたかを確認してください。
また、PHPのモジュールとして動作しているかどうかを確認 するため、以下のコマンドで確認します。
以下のように表示されれば、正常に読み込まれています。
apc
MMAP File Mask => /tmp/apc.SFaYNa
apc.cache_by_default => On => On
apc.coredump_unmap => Off => Off
apc.enable_cli => On => On
apc.enabled => On => On
apc.file_update_protection => 2 => 2
apc.filters => no value => no value
apc.gc_ttl => 3600 => 3600
apc.include_once_override => Off => Off
apc.max_file_size => 1M => 1M
apc.mmap_file_mask => /tmp/apc.SFaYNa => /tmp/apc.SFaYNa
apc.num_files_hint => 1024 => 1024
apc.report_autofilter => Off => Off
apc.shm_segments => 1 => 1
apc.shm_size => 32 => 32
apc.slam_defense => 0 => 0
apc.stat => On => On
apc.stat_ctime => Off => Off
apc.ttl => 7200 => 7200
apc.user_entries_hint => 4096 => 4096
apc.user_ttl => 7200 => 7200
apc.write_lock => On => On
サービスの設定
ApacheのPHPモジュールにも読み込ませる必要があるため、httpdを再起動させます。
以上でAPCのインストールは完了です。
パッケージのダウンロードができない場合
iptablesの設定が有効になっている可能性があります。
一時的に以下のようにしてiptablesを停止させてください。
# service iptables status
テーブル: filter ← このように表示される場合は、iptablesが動作しています。
iptablesを停止させます。
# service iptables stop
ファイアウォールルールを適用中: [ OK ]
チェインポリシーを ACCEPT に設定中filter [ OK ]
iptables モジュールを取り外し中 [ OK ]
インストールが完了したら、再度iptablesを起動させます。
# service iptables start
iptables ファイアウォールルールを適用中: [ OK ]
iptables モジュールを読み込み中ip_conntrack_netbios_ns [ OK ]
APCの推奨バージョンは以下になります。
3.0.19
RedHat Enterprise Linux 4相当の環境では
RPMパッケージによるAPCモジュール バージョン3.0.19のインストールを行うことはできません。
ソースコンパイルにより、別途APCモジュールをインストールする必要があります。
詳細は「APCのインストール(ソースコンパイル)」をご参照ください。